【Questyle】最上位ポータブルDACアンプ「M18i Max」6月12日発売——BluetoothもUSBも本気のフラッグシップ

【Questyle】最上位ポータブルDACアンプ「M18i Max」6月12日発売——BluetoothもUSBも本気のフラッグシップ オーディオ・ガジェット

Questyleのフラッグシップ・ポータブルDACアンプ「M18i Max」が、2026年6月12日10時に発売されます。予約受付は6月5日に始まっており、e☆イヤホンのオンラインストア価格は55,000円(税込)です。ポータブルDACというと、スマートフォンに挿して使う小型ドングルを思い浮かべる人も多いですが、M18i Maxはそこから一段踏み込んだ製品です。USB DACとしても、Bluetoothレシーバーとしても使え、さらに本体バッテリーとデュアルUSBポートによる電源管理まで備えています。

この記事のポイント

  • M18i MaxはQuestyle Mシリーズの最上位ポータブルDACアンプです
  • 発売日は2026年6月12日10時、価格は55,000円(税込)です
  • ESS「ES9219Q」×2、電流モードSiPモジュール4基、THD+N 0.0002%を訴求します
  • Bluetooth 5.4、LDAC、aptX Adaptive、LE Audio、USB DAC、通話機能まで対応します

M18i Maxは「スマホ直挿しDAC」の上位版ではなく、ポータブルアンプの小型フラッグシップ

M18i Maxの立ち位置をひと言でいえば、スマホでもPCでもワイヤレスでも使える、小型フラッグシップDACアンプです。3.5mmシングルエンドと4.4mmフルバランス出力を備え、USB接続時はPCM 44.1kHz〜384kHz(16/24/32bit)とDSD64/128/256に対応します。BluetoothではSBC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、LDAC、LE Audioをサポートします。

特に注目したいのは、Questyle独自の電流モードアンプSiPモジュールをチップ2基・モジュール4基で搭載している点です。DACチップにはESSのES9219Qを2基採用し、デュアルDAC・モノラル構成で左右の分離感や低歪みを狙っています。AV Watchによると、THD+Nは0.0002%、ノイズフロアは-130dB以下とされています。

Questyleはもともと据え置き型アンプでも知られるブランドです。M18i Maxは、据え置き機に近い考え方を小型筐体に落とし込む「TTA(Three-Tier Architecture)」構造を採用し、プリアンプ、DAC、ヘッドホンアンプを一体化しています。単なるスペック競争ではなく、駆動力、低歪み、電源管理、使い勝手をまとめて高めようとしているのが、このモデルの面白いところです。

Bluetoothレシーバーとしても使えるのが大きい

M18i Maxは、USB DACモードとBluetoothレシーバーモードを切り替えて使えます。スマートフォンと有線接続してハイレゾ音源を聴く、PCに接続してデスクトップ環境で使う、あるいはスマートフォンからBluetoothで飛ばして有線イヤホンを鳴らす、といった使い分けができます。

Bluetooth 5.4に対応し、Snapdragon Sound技術、aptX HD、aptX Adaptive、LDAC、LE Audioまでカバーしているため、ワイヤレスでも高音質コーデックを活用しやすい構成です。さらにInfineon製フラッグシップマイクを内蔵し、Bluetoothモードでは通話にも対応します。高音質リスニングだけでなく、オンライン会議やゲームチャットにも使える可能性がある点は、従来の小型DACとの差別化になります。

ポータブルDACアンプを買うとき、多くの人が気にするのは「スマホのバッテリーをどれくらい消費するか」です。M18i Maxは1,800mAhのバッテリーを内蔵し、Bluetooth接続時は最大10時間、USB接続時は最大8時間の連続再生に対応します。スマートフォンモードでは本体バッテリーで駆動し、PCモードではUSBホストからの給電と同時充電に対応するなど、使う機器に合わせた電源管理が用意されています。

主なスペック

項目 M18i Max
発売日 2026年6月12日10時
予約開始 2026年6月5日
価格 55,000円(税込)
DAC ESS ES9219Q ×2
アンプ Questyle電流モードSiPモジュール(チップ2基・モジュール4基)
USB DAC PCM 44.1kHz〜384kHz(16/24/32bit)、DSD64/128/256
Bluetooth Bluetooth 5.4
対応コーデック SBC / aptX / aptX HD / aptX Adaptive / LDAC / LE Audio
出力端子 3.5mmシングルエンド、4.4mmフルバランス
バッテリー 1,800mAh
連続再生 Bluetooth:最大10時間、USB接続:最大8時間(いずれも3.5mm接続時)
サイズ 86×55×15mm
素材 CNCアルミニウム合金

Questyleの他モデルと性能比較

M18i Maxを選ぶうえで分かりやすい比較対象は、同じMシリーズのM12i、M15i、M18i、そして上位のポータブルフラッグシップとして位置づけられるSIGMA Proです。M12iとM15iはUSB接続中心の小型DAC、M18iはBluetoothとバッテリーを持つ多機能モデル、M18i Maxはその思想をさらに強化したモデルと見ると整理しやすくなります。

モデル 価格目安 接続 DAC 出力端子 デコード バッテリー 向いている人
M12i 11,000円(税込) USB ES9281AC 3.5mm PCM 768kHz/32bit、DSD512 なし まずスマホの有線音質を上げたい人
M15i 31,900円(税込) USB ES9281AC 3.5mm / 4.4mm PCM 768kHz/32bit、DSD512 なし 4.4mmバランスと手動ゲインを使いたい人
M18i 海外実売399ドル前後 USB / Bluetooth ES9219Q ×2 3.5mm / 4.4mm PCM 384kHz/32bit、DSD256 500mAh 小型でBluetoothも使いたい人
M18i Max 55,000円(税込) USB / Bluetooth ES9219Q ×2 3.5mm / 4.4mm PCM 384kHz/32bit、DSD256 1,800mAh バッテリー持ちと電源管理まで重視する人
SIGMA Pro オープン価格 USB / Bluetooth / 光 / 同軸 / アナログ ES9069Q ×2 3.5mm / 4.4mm / 6.35mm PCM 768kHz/32bit、DSD512、MQA 4,300mAh より据え置き寄りの高出力機が欲しい人

表で見ると、M18i MaxはM15iよりデコード上限だけを見ると控えめに見えるかもしれません。M15iはPCM 768kHz/32bitとDSD512に対応する一方、M18i MaxはPCM 384kHz/32bitとDSD256です。ただし、M18i MaxはBluetooth、内蔵バッテリー、通話、デュアルUSB電源管理、OLED表示など、実際の運用面での機能が大きく増えています。つまり、数値スペックの「上限」だけでなく、スマホやPCと組み合わせた日常運用の快適さを含めて評価するモデルです。

選び方:M12i、M15i、M18i Maxのどれを選ぶべきか

有線イヤホンをスマホに接続して、できるだけ安く音質を底上げしたいならM12iが分かりやすい選択肢です。価格が11,000円(税込)に抑えられており、3.5mm出力だけで完結する人には扱いやすいモデルです。

4.4mmバランス接続を使いたい、ゲインを手動で切り替えたい、よりしっかりした駆動感が欲しいならM15iが候補になります。M15iは4基のSiPカレントモードアンプモジュールを搭載し、3.5mmと4.4mmの両方に対応します。e☆イヤホンの価格は31,900円(税込)で、USB接続の高音質DACとしてはMシリーズの中心的な存在です。

一方、M18i Maxは「スマホに挿すだけ」の使い方にとどまりません。Bluetoothレシーバーとして有線イヤホンをワイヤレス化したい、PCでもスマホでも使いたい、バッテリー駆動でスマホ側の消費を抑えたい、充電しながら再生したい、といったニーズがある人に向きます。価格は55,000円(税込)と高めですが、DAC、アンプ、Bluetoothレシーバー、通話デバイス、電源管理機能をひとつにまとめたと考えると、かなり多機能な一台です。

このブログ的に気になるのは「スマホの相棒」としての完成度

ポータブルオーディオは、スペック表だけを追うとどうしても「最大サンプリング周波数」や「出力mW」に目が行きます。ただ、毎日使う道具として考えると、接続の安定性、充電のしやすさ、スマホの電池を食いすぎないか、画面で状態を確認しやすいか、といった部分がかなり重要です。

M18i Maxは、まさにその日常運用の面に力を入れたモデルに見えます。スマートフォンモードとPCモード、充電用USBポート、すべてのモードでの「充電しながら再生」、OLEDディスプレイ、Bluetooth通話対応。音質を上げるだけでなく、スマホとイヤホンの間に挟む機器としてのストレスを減らす方向に進化しているのが好印象です。

もちろん、55,000円という価格は気軽ではありません。すでにM15iを持っていてUSB接続だけで満足している人が急いで買い替える必要は薄いかもしれません。逆に、有線イヤホンを複数持っていて、スマホ、PC、外出先、在宅作業を1台でまたぎたい人には、M18i Maxの多機能さがかなり刺さりそうです。

まとめ

Questyle M18i Maxは、Mシリーズの最上位ポータブルDACアンプとして、音質性能だけでなく接続性と電源管理まで強化したモデルです。ESS ES9219Q×2、電流モードSiPモジュール4基、3.5mm/4.4mm出力、Bluetooth 5.4、LDAC、aptX Adaptive、USB DAC、通話機能、1,800mAhバッテリーをひとつの筐体にまとめています。

小型USB DACとしてシンプルに使うならM12iやM15iでも十分魅力的です。ただ、M18i Maxは「有線イヤホンを高音質のまま、もっと自由に使いたい」という人に向けた製品です。スマートフォンの音楽環境を本格的に整えたい人、外でも家でも同じイヤホンを良い音で鳴らしたい人は、6月12日の発売後に店頭試聴で確かめてみる価値がありそうです。

公式サイト・関連リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました