NBAは2026年5月、2025-26シーズンの最優秀選手賞(MVP)を発表しました。受賞したのは、オクラホマシティ・サンダーのシャイ・ギルジャス=アレクサンダー(SGA)です。2年連続のMVP受賞という快挙を達成し、NBA史上14人目の連続MVP受賞選手となりました。
2年連続MVP:史上14人目の快挙
SGAは2024-25シーズンに続き、2025-26シーズンも圧倒的なパフォーマンスでMVPの座を守りました。今季の主な成績は以下のとおりです。
| スタッツ | 数値 |
|---|---|
| 得点 | 31.1点(リーグ2位) |
| アシスト | 6.6本(キャリアハイ) |
| リバウンド | 4.3本 |
| フィールドゴール成功率 | 55.3%(キャリアベスト) |
| スティール | 1.4本 |
| 出場時間 | 33.2分 |
特筆すべきはフィールドゴール成功率55.3%というキャリアベストの数値です。30点以上を平均しながらこれだけの高効率を維持することは、現代NBAにおいても極めて稀なことです。また、アシスト6.6本もキャリアハイを記録しており、スコアラーとしてだけでなく、司令塔としての役割も着実に成長しています。
サンダーはリーグ最高勝率64勝18敗
SGAを擁するオクラホマシティ・サンダーは、2025-26シーズンも64勝18敗でNBAリーグ全体の最高勝率を記録しました。2年連続のリーグベストレコードです。若いロスターを中心に構成されたサンダーは、SGAのリーダーシップのもと、強固なチームを作り上げています。SGAはさらに、今季のクラッチプレイヤー・オブ・ザ・イヤー賞も受賞しており、勝負どころでの175得点はリーグトップの数値です。
MVP投票結果:ライバルたちを圧倒
MVP投票は100票の第1位票のうち83票をSGAが獲得し、圧倒的な差で1位に輝きました。ファイナリストとなった3選手の得票は以下のとおりです。
| 順位 | 選手名 | チーム | 第1位票数 | 総得点 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | シャイ・ギルジャス=アレクサンダー | OKCサンダー | 83票 | 939点 |
| 2位 | ニコラ・ヨキッチ | デンバー・ナゲッツ | 10票 | 634点 |
| 3位 | ビクター・ウェンバンヤマ | サンアントニオ・スパーズ | — | 569点 |
2位:ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)
3度のMVP経験を持つヨキッチは、今季もトリプルダブルを平均するという驚異的なパフォーマンスを見せました。リバウンド12.9本とアシスト10.7本でいずれもリーグトップを記録し、2年連続でリバウンドとアシストの両部門でリーグ1位を達成した初の選手となりました。ヨキッチはMVP投票のトップ2に6年連続でランクインしており、これはラリー・バードとビル・ラッセル以来の記録です。
3位:ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)
フランス出身の22歳、ウェンバンヤマはNBA史上初めてシャキール・オニール(2000年)以来となる「25得点・10リバウンド・3ブロック」平均を達成しました。また、今季の最優秀守備選手賞(DPOY)を満票で受賞しており、この年齢でDPOYを満票獲得したのも史上初となります。スパーズを2019年以来のプレーオフ進出に導いた立役者として、今後のMVP争いの中心となることが期待されています。
その他の上位選手
MVP投票4位にはルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)、5位にはケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)が入りました。カニングハムは第1位票を2票獲得しており、ピストンズのプレーオフ進出に大きく貢献したシーズンが評価されました。
連続MVP受賞者たちの系譜
NBA史上、連続MVPを受賞した選手はSGAを含めてわずか14人しかいません。その中でも2年連続MVPかつ2年連続チャンピオンを達成しているのは、ビル・ラッセル、マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズの3選手のみです。SGAは現在プレーオフで優勝を目指しており、この偉大な3選手に続く4人目となるかどうか、大きな注目が集まっています。
26歳という若さでNBAの頂点に立ち続けるSGA。その圧倒的なクラッチ力と高効率のスコアリング、そしてチームを勝利に導くリーダーシップは、現代NBAを代表するスーパースターとして確固たる地位を築いています。



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