2026年5月28日(木)の東京株式市場は反落となりました。日経平均株価は前日比306.29円安(-0.47%)の64,693.12円で取引を終えています。前日までの上昇に対する利益確定売りに加え、米国の経済指標悪化が重荷となった一日でした。
この記事のポイント
- 日経平均が反落——64,693円(前日比-306円)で終値。中東情勢の再緊張と原油高が売り圧力となりました
- NY市場は小幅続伸——ダウ・S&P500・ナスダックがいずれも小幅プラス。米国市場との方向感の乖離が目立ちました
- ドル円は159円台半ば——前日比+0.07円の小幅円安。米金利高止まり観測がドルを下支えしています
日本株市場(5月28日)
東京市場では朝方から売りが優勢でした。前日比306.29円安の64,693.12円で引けており、6.5万円台を目前に一歩後退する形となっています。背景には、中東情勢の再緊張による原油価格の上昇と、米国の2026年第1四半期GDP成長率が年率-0.5%へ大幅下方修正されたことへの警戒感があります。ソフトバンクグループなどのハイテク・グロース株が続落し、指数の押し下げ要因となりました。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 64,693.12円 | -306.29(-0.47%) |
米国株式市場(5月27日 NYクローズ)
前日の米国市場(5月27日 NYクローズ)は、三指数がそろって小幅高で終えました。NYダウは+182.60ドル(+0.36%)の50,644.28ドル、S&P500は+1.24ポイント(+0.02%)の7,520.36、ナスダックは+18.55ポイント(+0.07%)の26,674.73でした。利下げ観測の根強さが下支えとなりましたが、GDP下方修正を受けた景気不透明感から上値も重い展開でした。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 50,644.28ドル | +182.60(+0.36%) |
| S&P500 | 7,520.36 | +1.24(+0.02%) |
| ナスダック | 26,674.73 | +18.55(+0.07%) |
為替市場(5月27日 NYクローズ時点)
ドル円は159.52円(前日比 +0.07円の円安)で推移しました。米国の利下げ期待が後退気味な一方、日銀の政策正常化ペースが緩やかとみられていることから、ドル買い・円売りの流れが続いています。160円の節目が意識されており、その突破を試す展開になるかどうかが次の焦点です。ユーロ円は185.47円(ユーロドル1.1626)となりました。
| 通貨ペア | レート | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円(USD/JPY) | 159.52円 | +0.07円の円安 |
| ユーロ円(EUR/JPY) | 185.47円 | — |
考察:日米市場の方向感の乖離
今日の東京市場が下落する一方、前日の米国市場は3指数そろって小幅上昇という「ねじれ」が生じました。この乖離の背景としては、日本株特有の要因——中東情勢の緊迫化による円安・原油高の組み合わせ——があるとみられます。円安は本来、輸出企業の株価には追い風のはずですが、原油高によるコストプッシュ圧力のほうが大きいと判断された可能性があります。
米国市場ではS&P500が7,500台を維持しており、高値圏での底堅さは保たれています。今後は6月のFOMC(連邦公開市場委員会)に向けた利下げ観測の動向と、中東情勢の推移が日米市場を左右する主要材料となりそうです。
まとめ
5月28日は日経平均が反落し、6万5000円台への回復が持ち越しとなりました。米国市場の底堅さが続く一方、国内市場には引き続き中東リスクと原油高という不安材料が横たわっています。ドル円の160円接近にも注意が必要な局面が続きそうです。



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