2026年6月5日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅続落となりました。終値は前日比882円安の66,588円です。前日までの急ピッチな上昇の反動に加え、米国市場で半導体関連株が弱かった流れを受け、東京市場でもハイテク株や半導体株に利益確定売りが広がりました。
この記事のポイント
- 日経平均は882円安——半導体株などに利益確定売りが広がりました
- 米国株もハイテク売り——ナスダックは4.2%安と大きく下げました
- 米雇用統計が強め——金利上昇への警戒がリスク資産の重荷になりました
- ドル円は159円台後半——介入警戒もあり上値は重い展開でした
東京市場:日経平均は66,588円で大幅続落
5日の東京市場では、朝方から売りが先行しました。株探ニュースによると、日経平均の終値は66,588円で、前日比882円安でした。前場時点でも800円超下げており、終日重い展開が続いたことになります。
背景には、米国市場でナスダックや半導体株が弱含んだことがあります。東京市場では、これまで相場を引っ張ってきた値がさ株や半導体関連に売りが出やすく、指数全体を押し下げました。相場の地合いそのものが崩れたというより、強く上がってきた分の調整が一気に出た一日と見るのが自然です。
米国市場:雇用統計後に金利上昇を警戒
米国株は、主要指数がそろって大きく下げました。AP通信によると、5日のS&P 500は7,383.74で前日比200.57ポイント安、下落率は2.6%でした。NYダウは50,866.78で695.15ドル安、ナスダック総合は25,709.43で1,121.53ポイント安、下落率は4.2%です。
売りのきっかけになったのは、5月の米雇用統計です。雇用者数が172,000人増と市場予想を大きく上回ったことで、FRBが金融引き締め姿勢を強めるのではないかという見方が広がりました。金利上昇への警戒は、将来の成長期待を織り込むハイテク株ほど重くのしかかります。
| 指数 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 66,588円 | -882円 | 大幅続落 |
| NYダウ | 50,866.78 | -695.15 | -1.3% |
| S&P 500 | 7,383.74 | -200.57 | -2.6% |
| ナスダック総合 | 25,709.43 | -1,121.53 | -4.2% |
為替市場:ドル円は159円台後半で小動き
ヒロセ通商の5日午前11時40分時点のデータでは、ドル円は159.96円で、前日のNY17時比0.06円の円高でした。ユーロ円は185.79円で0.01円の円高、ポンド円は214.76円で0.05円の円高、豪ドル円は113.94円で0.21円の円高です。
ドル円は159円台後半でこう着感が強い一方、政府・日銀による円買い介入への警戒も上値を抑える材料になっています。株式市場が荒れた日でも為替が一方向に大きく動かなかったことは、投資家が次の材料を慎重に待っているサインとも言えそうです。
読者が見るべきポイント
今回の下落で大切なのは、単なる「株安」ではなく、強い米雇用統計が金利上昇への警戒を呼び、ハイテク株のバリュエーションに圧力をかけた点です。日本株も半導体関連への依存度が高まっているため、米ナスダックやSOX指数の動きに引っ張られやすくなっています。
一方で、日経平均は高値圏で推移していたため、短期的な利益確定が出ること自体は不自然ではありません。週明け以降は、米金利の落ち着き、半導体株の下げ止まり、ドル円の160円近辺での動きが焦点になります。
まとめ
6月5日のマーケットは、日経平均が882円安、米ナスダックが4.2%安と、日米ともにハイテク株の重さが目立つ一日でした。米雇用統計が強かったことは景気面では前向きな材料ですが、金利上昇を通じて株式市場には逆風になりました。
週明けは、売りが一巡して押し目買いが入るのか、それとも米金利上昇への警戒が続くのかを見極める局面です。急落局面では焦って動くよりも、指数だけでなく金利、為替、半導体株の3点を並べて確認することが大切になりそうです。



コメント