【マーケットスクエア】2026年6月1日——日経66,934円、米イラン停戦期待で全面高の一日

経済・ビジネス

2026年6月1日(月)の金融市場は、米国とイランの停戦協議進展への期待感を受け、日米ともに主要株価指数が上昇しました。日経平均株価は6万6,000円台後半へ大幅上昇し、米国ではNYダウが5万1,000ドルの大台を突破。「リスクオン」の流れが市場全体を押し上げた一日となりました。

この記事のポイント

  • 日経平均 66,934円(+604円)——前日比+0.91%の大幅上昇で、6万7,000円台も視野に入ってきました
  • NYダウ 51,109ドル——米・イラン停戦期待で5万1,000ドルの節目を突破する展開でした
  • S&P500・ナスダックも続伸——テック株が牽引し、主要3指数がそろって上昇となりました
  • 次の焦点はFOMC(6月末〜7月予定)——新FRB体制初の会合に向けた思惑が市場に漂っています

国内市場:日経平均が600円超の大幅上昇

6月1日(月)の東京株式市場では、日経平均株価が前日比 +604.83円(+0.91%)の66,934.33円で取引を終えました。

前週末から引き継いだ「米・イラン停戦協議が前進しているのではないか」という期待感が、週明けの東京市場でも大きな追い風となりました。原油相場の落ち着きとともに輸入コスト上昇への懸念が和らぎ、輸出関連株や半導体関連株を中心に幅広い銘柄が買われる展開となりました。

日経平均株価(6月1日 終値)

指標 数値
終値 66,934.33円
前日比 +604.83円(+0.91%)

海外市場:NYダウが5万1,000ドル台を突破

6月1日(月)のニューヨーク市場も堅調な動きとなりました。NYダウは51,109.85ドル(前日比 +77.39ドル、+0.15%)で引け、5万1,000ドルの節目を明確に上回る水準で取引を終えました。

S&P500とナスダックもそろって上昇し、特にナスダックはAI関連・半導体関連株への買いが続いて+0.69%の上昇を示しました。市場関係者の間では、「米・イラン交渉が本格的に進展すれば、原油安・金利低下で株高基調が続く可能性がある」との見方が出ています。

米国主要指数(6月1日 終値)

指数 終値 前日比
NYダウ 51,109.85ドル +77.39ドル(+0.15%)
S&P500 7,612.12 +0.42%
ナスダック 27,158.02 +0.69%

為替市場(6月1日)

為替市場では、ドル円が159円台前半で推移しました。前週末(5月29日)のNYクローズ時点の終値は159.302円で、6月1日のアジア時間には一時159.428円まで上昇する場面がありました。米・イラン和平への思惑からドル買いが優勢となった側面があったとみられています。

上昇の背景:米・イランの停戦期待

今回の株価上昇の主な要因として市場が注目しているのは、米国とイランの停戦協議の進展です。両国間の緊張緩和の可能性が報じられると、中東情勢へのリスクプレミアムが縮小し、エネルギー価格の安定につながるとの期待感から投資家心理が改善する傾向があります。

こうした地政学リスク後退の動きは、世界的に長期金利を押し下げる効果もあるといわれており、金利に敏感な成長株(特にAI・テック関連銘柄)の買いを呼び込みやすい環境を生んでいるとも考えられます。

今週の注目イベント

6月相場の幕開けにあたり、今週・来週にかけて注目されるイベントが続きます。

  • FRB要人発言:新FRB体制のもとで複数の要人発言が予定されており、インフレ見通しや利下げ時期についての言及が注目されます
  • 雇用統計(6月5日予定):米国の労働市場の強さを測る重要指標であり、相場の方向感を左右する可能性があります
  • FOMC(6月末〜7月予定):新FRB体制下での初の会合。市場の利下げ期待と実際の政策スタンスの温度差が意識されそうです

まとめ

2026年6月1日の市場は、地政学リスク後退の期待感を受けて日米ともに堅調な推移となりました。日経平均は66,934円と大幅上昇し、米国ではNYダウが5万1,000ドルの節目を突破するなど、強気の流れが継続していると見ることもできそうです。

ただ、停戦期待はあくまで「期待」であり、交渉の行方次第では相場が振れることも考えられます。今後の米・イラン交渉の動向や、今週の米雇用統計・FRB要人発言の内容に引き続き注目していきたいところです。

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