アメリカ・ラスベガスで開催されたEVO 2026のStreet Fighter 6部門は、TOP8を勝ち抜いたWBG RB | MenaRD選手が優勝、RIDDLE ORDER | 重松選手が準優勝で締めくくられました。start.ggのTop 8ブラケットでは、重松選手が一度グランドファイナルで3-1を取り返してリセットに持ち込む粘りを見せましたが、最後はMenaRD選手がリセット後を3-0で取り切っています。
今回の優勝でMenaRD選手は、先日のドミニカ共和国開催Blink Respawn 2026に続くCPTプレミア2大会連続制覇。さらに、昨年に続くEVO連覇という大きな結果になりました。一方の重松選手はEVO準優勝で世界大会の存在感を強く示し、Capcom Cup 13とEWCの出場圏に入った形です。
この記事のポイント
- MenaRDがEVO 2026 SF6部門を優勝——重松とのGrand Final Resetを3-0で制しました
- 重松は準優勝——Grand Finalを一度リセットまで持ち込み、日本勢の頂点争いを最後までつなぎました
- MenaRDはCPTプレミア2大会連続制覇——Blink Respawn 2026に続く優勝で、今季の強さを改めて示しました
- 重松は準優勝で権利面でも前進——Capcom Cup 13とEWCにつながる大きな結果になりました
まずは1枚で見る最終順位
| 順位 | 選手 | TOP8での着地 |
|---|---|---|
| 1位 | WBG RB | MenaRD | Winnersを走り切り、Grand Final Resetを3-0で制覇 |
| 2位 | RIDDLE ORDER | 重松 | Losersから勝ち上がり、Grand Finalを一度リセット |
| 3位 | AG.AL | Kilzyou | Winners Final進出、Losers Finalで重松に敗退 |
| 4位 | Falcons | Craime | Losers側で連勝し4位 |
| 5位タイ | LaVISION | タンタンメン / Tantanmen | TOP8初戦で敗れた後、Craimeに惜敗 |
| 5位タイ | CR | どぐら | CrossoverRDを下したが、重松に敗れて5位タイ |
| 7位タイ | AG x 8BitDo | Zhen | Losers Round 1で敗退 |
| 7位タイ | EVG | CrossoverRD | 2大会連続TOP8入り |
TOP8の流れを図解で整理
| ラウンド | 対戦カード | 結果 |
|---|---|---|
| Winners Semi-Final | 重松 vs MenaRD | MenaRD 3-2 重松 |
| Winners Semi-Final | タンタンメン vs Kilzyou | Kilzyou 3-0 タンタンメン |
| Losers Round 1 | Zhen vs Craime | Craime 3-1 Zhen |
| Losers Round 1 | どぐら vs CrossoverRD | どぐら 3-2 CrossoverRD |
| Losers Quarter-Final | タンタンメン vs Craime | Craime 3-2 タンタンメン |
| Losers Quarter-Final | 重松 vs どぐら | 重松 3-1 どぐら |
| Winners Final | MenaRD vs Kilzyou | MenaRD 3-0 Kilzyou |
| Losers Semi-Final | Craime vs 重松 | 重松 3-0 Craime |
| Losers Final | Kilzyou vs 重松 | 重松 3-1 Kilzyou |
| Grand Final | MenaRD vs 重松 | 重松 3-1 MenaRDでリセット |
| Grand Final Reset | 重松 vs MenaRD | MenaRD 3-0 重松 |
この並びを見ると、MenaRD選手はTOP8を通して大きく崩れず、Winners FinalでもGrand Final Resetでも3-0を作っています。
一方で重松選手は、MenaRD選手に最初のWinners Semi-Finalで敗れたあと、どぐら選手、Craime選手、Kilzyou選手を連破し、グランドファイナルで一度きっちり取り返しました。最終結果は準優勝でも、EVOの長い山をLosersから駆け上がって世界の頂点寸前まで行った内容は見応え十分です。
MenaRDの優勝が大きい理由——Blink Respawnに続くプレミア連勝
MenaRD選手は6月上旬のBlink Respawn 2026でも優勝しており、今回のEVO優勝でCPTプレミア大会を2大会連続で制したことになります。Blink Respawnの時点でCapcom Cup 13への権利を持っていた流れを踏まえると、今回のEVOでも「優勝で終わらせる力」がそのまま続いた形です。
しかもEVOは参加人数も対戦の幅も一気に広がる大会です。その中でTOP8に残るだけでなく、Winners側から最後まで走り切ったことにはかなり大きな価値があります。ブランカの荒らし性能だけではなく、長い大会を通した対応力、相手ごとに勝ち筋を変える調整力、そして最後の場面で3-0を作れる勝負強さまで揃っていた印象です。
重松の準優勝は大きな前進——世界大会で最後の2人まで残った
日本勢の中で最後まで残った重松選手は、TOP8でどぐら選手を3-1、Craime選手を3-0、Kilzyou選手を3-1と連勝し、Grand FinalでMenaRD選手にもう一度たどり着きました。Grand Final本戦では3-1でセットを取り返しているので、最終盤までしっかり勝ち筋を通していたことがわかります。
特に印象的だったのは、Losers側の連戦に入ってから試合内容がさらに締まっていった点です。1敗で終わる緊張感が続く中で、同じ日本勢のどぐら選手との対戦も落とさず、さらにKilzyou選手まで越えて決勝へ進みました。EVO準優勝という結果そのものに加えて、海外大型大会で最後まで優勝争いを続けられた経験は、今後のCPTやEWCでも大きな追い風になりそうです。
用語ミニ解説
- Grand Final Reset——Winners側の選手はまだ1敗していないため、Losers側の選手が最初の決勝セットに勝つと、もう1セット追加で行われます
- CPTプレミア——Capcom Pro Tourの大型大会枠。上位進出でポイントや出場権に大きく関わります
- TOP8——大会終盤の決勝トーナメント。ここから先は1試合ごとの重みが一気に上がります
重松の権利面——CC13とEWCへつながる準優勝
今回の準優勝は、順位のインパクトだけでなく権利面でも大きい結果です。Blink RespawnでMenaRD選手がすでにCapcom Cup 13側の権利を持っている流れを踏まえると、今回のEVOでは重松選手が繰り下がりでCC13出場圏へ入ったと整理できます。加えて、EWC出場権も確保した形です。
EVO準優勝、世界大会での安定感、そして権利面の前進が同時に積み上がったことで、重松選手はこの数日で一気に国際大会戦線の中心に近づきました。日本勢として見てもかなり大きな一歩で、今後のCPTポイントレースやEWC本番を追ううえでも、重松選手の存在感はさらに増していきそうです。
まとめ
EVO 2026 SF6部門は、MenaRD選手の優勝、そして重松選手の準優勝で幕を閉じました。MenaRD選手はBlink Respawn 2026に続くCPTプレミア連勝に加えて、EVO連覇という強い結果です。重松選手もGrand Finalを一度リセットまで持ち込み、世界大会の最後の最後まで優勝争いを続けました。
さらに、CrossoverRD選手の2大会連続TOP8入りも含めて、今季のCPTはランキング上位の層が厚くなっています。EVOを終えた今、MenaRD選手の王者ぶりと、重松選手の次の大舞台での戦いがますます楽しみになる締め方でした。



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