【マーケットスクエア】2026年6月13日朝刊——6月12日市場は日経平均が急反発、米株も週末に持ち直し

【マーケットスクエア】2026年6月13日朝刊——6月12日市場は日経平均が急反発、米株も週末に持ち直し 経済・ビジネス

2026年6月12日のマーケットは、前日までの重さをいったん振り払う一日でした。日経平均株価は66,020.04円で終え、前日比1,802.77円高。米国市場も主要3指数がそろって上昇しました。

ただし、1週間で見ると景色は少し違います。米国株は週末にかけて戻しましたが、日経平均は6月5日比ではまだマイナス圏です。為替はドル円が160円台前半で落ち着き、週単位ではユーロ円とポンド円がやや強含みました。

この記事のポイント

  • 日経平均は66,020.04円——前日比1,802.77円高の急反発です
  • 米主要3指数も上昇——NYダウ、S&P500、NASDAQがそろって持ち直しました
  • ドル円は160.24円前後——前日比では小幅な円安にとどまりました
  • 1週間では温度差——米株はプラス、日経平均は戻り切れていません

主要指数の終値

指数 6月12日終値 前日比 前日比率 6月5日比
日経平均株価 66,020.04円 +1,802.77円 +2.81% -0.85%
NYダウ 51,200.51ドル +351.76ドル +0.69% +0.66%
S&P500 7,430.60 +36.30 +0.49% +0.63%
NASDAQ総合 25,888.84 +79.18 +0.31% +0.70%

株価指数の1週間グラフ

下のグラフは、6月5日の終値を100として主要指数を比較したものです。1日ごとの絶対値ではなく、「どの指数が相対的に強かったか」を見るためのグラフです。

2026年6月5日から6月12日までの株価指数の1週間推移グラフ

6月10日に米国株が大きく沈み、翌11日から12日にかけて戻した流れがはっきり見えます。NASDAQは週初からの振れが大きいものの、週末には6月5日比でプラス圏に戻りました。

一方、日経平均は6月8日に大きく下げたあと、12日に急反発しました。それでも6月5日比ではまだ小幅マイナスです。東京市場は米株高に反応しつつも、円安・金利・原油を見ながら慎重に戻している印象です。

為替市場(6月12日 NYクローズ時点)

通貨ペア 6月12日 前日比 6月5日比 見方
ドル円 160.24円 +0.10円の円安 -0.06円 160円台前半で小動きです
ユーロ円 185.49円 +0.12円の円安 +0.77円 欧州通貨の強さが目立ちます
ポンド円 214.82円 ほぼ横ばい +1.04円 週単位では円安方向です
豪ドル円 112.87円 ほぼ横ばい -0.17円 資源国通貨は伸び悩みました

為替の1週間グラフ

為替も6月5日を100として比較しました。ドル円だけを見ると小動きですが、ユーロ円とポンド円は円に対してじわりと上がっています。

2026年6月5日から6月12日までの主要為替の1週間推移グラフ

ドル円は160円台前半で動きが限られました。円安水準ではありますが、週を通じて一方向に進むというより、160円近辺で押し戻される展開です。

ユーロ円とポンド円は、6月5日比では円に対してやや強い動きでした。ただし、6月12日単日ではポンド円はほぼ横ばいです。ドル円だけでなく、クロス円も見ておく価値があります。

米国市場:SpaceX上場と原油安が追い風

米国市場では、SpaceXの大型IPOが大きな話題になりました。投資家心理を明るくした一方、AI関連や大型テック株は銘柄ごとに温度差がありました。

Investor’s Business Dailyは、米国株の上昇について、米国とイランをめぐる和平期待や原油安、SpaceXの上場初日の強さを材料として伝えています。10年債利回りは4.48%近辺まで上がりましたが、株式市場全体は週末に買い戻されました。

ここで大事なのは、単純な「リスクオン」ではなく、原油安でインフレ不安が和らぎ、IPOへの期待が投資家心理を支えたという組み合わせです。AI・宇宙・半導体といった成長テーマへの資金は、まだ完全には冷えていません。

東京市場:急反発でも油断は禁物

日経平均の1,802円高は目を引きます。前日までに売られた反動、米株高、円安水準が重なり、値がさ株や外需株に買いが入りやすい一日でした。

ただし、1週間グラフで見ると日経平均はまだ6月5日の水準を回復していません。これは、東京市場が米株の戻りを追いかけながらも、国内金利や為替介入への警戒、原油価格の変動を同時に見ているためです。

用語ミニ解説:指数化グラフとは

指数化グラフとは、最初の日の値を100として、その後の変化率を比べるグラフです。日経平均とドル円のように単位や水準が違うものでも、同じ目盛りで「どちらがどれくらい動いたか」を比較できます。

今日の見方

6月12日のマーケットは、株価だけ見れば明るい一日でした。しかし、為替は160円台、米10年債利回りは高め、原油は地政学ニュースで動きやすい状態です。来週にかけては、株高の持続力を確認する局面になりそうです。

特に日本株では、日経平均が6月5日の水準を回復できるかが短期の目安です。米国株ではNASDAQが持ち直していますが、AI関連株の選別が進む可能性があります。指数全体の上昇だけでなく、どのテーマに資金が戻っているかを見る必要があります。

まとめ

6月12日は、日経平均が大幅反発し、米主要3指数もそろって上昇しました。SpaceX上場、原油安、地政学リスクの緩和期待が、週末の市場心理を支えました。

一方で、1週間の推移を見ると、日経平均はまだ完全に戻り切っていません。為替もドル円だけでなく、ユーロ円やポンド円の上昇が目立ちます。来週は、株の戻りが本物か、為替と金利が足を引っ張らないかを見極める週になりそうです。

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