2026年6月8日(米国時間・日本時間6月9日)、ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でNBAファイナル2026第3戦が開催されました。結果はサンアントニオ・スパーズが115-111でニューヨーク・ニックスを下し、シリーズに1勝を返しました(ニックス2勝1敗)。
試合は4つのクォーターそれぞれでリードするチームが入れ替わる壮絶な展開となり、ニックスの本拠地MSGを静まらせたヴィクター・ウェンバンヤマが32点・8リバウンド・6アシスト・3ブロックとシリーズ最高のパフォーマンスを披露しました。ニックスのプレーオフ13連勝もこの試合でストップとなりました。
この記事のポイント
- スパーズが115-111でニックスに勝利——MSGのホームアドバンテージを跳ね返し、貴重な1勝を奪いました
- ウェンバンヤマが32点・8リバウンド・6アシスト・3ブロック——第4Qに13点を挙げる圧巻の勝負強さでした
- 各クォーターでリードが入れ替わる激戦——Q1スパーズ大量リード→Q2ニックス逆転→Q3スパーズ再逆転→Q4スパーズ逃げ切り
- キャッスルが残り2分で決定的3ポイント——23点を挙げた新鋭ガードの活躍が勝利の鍵になりました
- ニックスのPO13連勝がストップ——ブランソン32点・アヌノビー28点も実らず。G4は翌日も同じMSGで開催
試合結果
| チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| サンアントニオ・スパーズ | 33 | 24 | 35 | 23 | 115 |
| ニューヨーク・ニックス | 22 | 42 | 27 | 20 | 111 |
スパーズが第1Qを33-22と圧倒的な形でリードしたものの、第2Qはニックスが42-24と大量得点で逆転しハーフタイムを64-57でリード。しかし後半に入るとスパーズが第3Qで35-27と取り返して1点差(92-91)まで詰め寄り、第4Qでウェンバンヤマとキャッスルが躍動して最終的に115-111で逃げ切りました。
主要選手スタッツ
サンアントニオ・スパーズ
| 選手 | 得点 | リバウンド | アシスト | スティール | ブロック | FG |
|---|---|---|---|---|---|---|
| V. ウェンバンヤマ | 32 | 8 | 6 | 2 | 3 | 11/18(3P 2/4) |
| S. キャッスル | 23 | — | — | — | — | — |
| D. フォックス | 10 | — | 8 | — | — | — |
ニューヨーク・ニックス
| 選手 | 得点 | リバウンド | アシスト | スティール | ブロック | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| J. ブランソン | 32 | — | — | — | — | 26フィート3Pシュート含む |
| OG アヌノビー | 28 | — | — | — | — | 第2Q逆転を牽引 |
試合の流れ
第1Q:スパーズが電撃スタート(33-22)
試合開始からスパーズが積極的な姿勢を見せました。敵地MSGの大声援も意に介さず、ウェンバンヤマが早い段階から得点を重ね、スパーズは第1Q終了時点で33-22と11点のリードを奪いました。ホームのニックスとしては想定外の展開で、スタートから後手に回ってしまいます。
第2Q:ニックスが爆発的な逆転(42-24)
第2Qに入ると流れが一変。MSGを味方につけたニックスが猛反撃を仕掛けます。特にOGアヌノビーが攻守にわたって存在感を発揮し、ニックスはこのクォーターを42-24と圧倒。ハーフタイムには64-57とスパーズのリードをひっくり返してみせました。スタジアムが沸き返る中、スパーズは立て直しを余儀なくされます。
第3Q:ウェンバンヤマが沈黙を破る(35-27)
後半、スパーズはウェンバンヤマが本領を発揮。長身から繰り出す多彩な得点パターンでニックスのディフェンスを翻弄し、スパーズが第3Qを35-27で取り返しました。第3Q終了時点では92-91とスパーズが1点リードを奪い、最終クォーターへ突入。息をのむ展開が続きます。
第4Q:キャッスルの3ポイントで試合を決める(23-20)
最終クォーターも一進一退が続きましたが、スパーズの試合巧者ぶりが光りました。ウェンバンヤマはこのクォーターだけで13点を叩き出すクラッチパフォーマンス。そして残り約2分、ステフォン・キャッスルが決定的な3ポイントシュートを沈めて7点差とし、スパーズが逃げ切り態勢を整えました。ブランソンが意地のシュートを沈めてニックスが食らいつきますが、スパーズはリードを守りきって最終スコア115-111で逃げ切り。MSGを静まらせました。
ウェンバンヤマ:覚醒の32点
この試合で最も輝きを放ったのはスパーズの絶対的エース、ヴィクター・ウェンバンヤマでした。フィールドゴール11/18・3ポイント2/4の確率で32得点を刻み、さらに8リバウンド・6アシスト・3ブロック・2スティールとオールラウンドに活躍しました。
G1・G2では得点を幾分封じられていただけに、この試合でのパフォーマンスはシリーズの流れを変える可能性があります。身長224cmの長身から繰り出す3ポイントや、フィジカルを駆使したポストプレー、そしてリムプロテクターとしての存在感はNBAでも唯一無二。ニックスとしてはG4以降のウェンバンヤマへの対策が急務となりそうです。
ニックス:ブランソン32点・アヌノビー28点も実らず
敗れたニックスでもジェイレン・ブランソンが32得点と奮闘。26フィート(約7.9m)からの超ロング3ポイントシュートを沈めるなど、チームをけん引しました。OGアヌノビーも28得点を挙げ、第2Qには文字通り一人でチームを救ってみせました。
しかしウェンバンヤマを中心とするスパーズの組織的なディフェンスと、終盤のクラッチシュートの精度が上回りました。ニックスにとって今シーズンのプレーオフ13連勝がここでストップ。ただしシリーズのリードは2勝1敗と依然として保っており、G4での奪還に全力を注ぐことになります。
シリーズ状況(G3終了後)
| 試合 | 日程(日本時間) | スコア | 勝利チーム |
|---|---|---|---|
| G1 | 6月4日(木) | 105-95 | ニューヨーク・ニックス |
| G2 | 6月6日(土) | 105-104 | ニューヨーク・ニックス |
| G3 | 6月9日(火) | 115-111 | サンアントニオ・スパーズ |
| G4 | 6月11日(木)予定 | — | — |
シリーズスコア:ニックス 2勝 – スパーズ 1勝
ニックスが依然としてシリーズリードを保っていますが、スパーズはエースの実力を見せつけて1勝を返しました。G4は同じMSGで6月11日(木)に開催予定。スパーズが連勝でシリーズを振り出しに戻すのか、ニックスが再び主導権を握るのか、シリーズは最大の分岐点を迎えます。
まとめ
NBAファイナル2026第3戦は4クォーターにわたってリードが入れ替わる接戦の末、スパーズが115-111でニックスを下しました。ウェンバンヤマがシリーズベストの32点を挙げ、キャッスルとフォックスも終盤に存在感を示した充実のチームパフォーマンスでした。2連勝から1点差のG2を落とし0-2の窮地から挑んだスパーズが、まさに「ここが正念場」と言わんばかりの底力を見せてくれました。
G4もMSGでの開催です。ホームコートを再び活かしたいニックスと、さらに勢いをつけたいスパーズ——どちらが勝ってもシリーズは最大の盛り上がりを迎えそうです。引き続きご注目ください。



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